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Time1
本当はここの道、暗いし狭いからあんまり通りたくないんだよね…。
自分の足音が響いて、余計怖さが増す。自分の肩を抱くようにして腕を体に添えたが、こんなことで安心できたらお化け屋敷はなんのそのだ。
でも今はそんなこと言っていられない。
内申が下がってしまう…!
その時。
目の前に、青く輝く円形の物が現れた。
『何これ?』
静かだが、しっかりと輝いている。
ずっと見ているとただ綺麗なだけではなく、寂しくなるような、ワクワクするような、何だか落ち着かないような…。
誰かに呼ばれているような気さえした。
ていうか見入ってる場合じゃないよ今は!
こんなとこにCGみたいな映像なんかあるわけないし、ただでさえ狭い所なのに、得体の知れない物のせいで行く手を遮られている。
『よりにもよってこんな時に…!手で動かせないもんかねこれは。』
そう思い、私は得体のしれないそれに触れた。
その瞬間─────。