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Time1
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「おー。賑わってんなぁ。」
予想通りというか、予想以上というか。
にぎやかなそのお祭りらしい雰囲気を見て、もうワクワクしてくる。
まだ何にも遊んでないのにな。
「まぁ他のは後でゆっくり見るとして…。まずはルッカの発明品だな。」
えーっと…どこだ?
見た感じだとこのエリアにはそれらしきものは無いな…。
俺はキョロキョロしながら、階段を上がって次のエリアへ移動する。
すると、上がった所にはリーネの鐘があった。朝日を浴び、キラキラと光っていて素直に綺麗だと思った。
今朝母さんが‘‘リーネの鐘もあんなに気持ちよさそうに歌ってる”と言えるのも分からなくはない。
少し眩しく感じてきたので、目線を下に戻すとすぐ側には俺と同じようにキョロキョロしている少女が。
でも何かを探している様子ではなく困惑したような、焦っているような感じだ。
他人だし無視するのが普通なのかもしれないけど何だかほっとけなくて、俺はその子に話し掛けることにした。