てのひら 2/3
カァカァ、とカラスが鳴き出した。
もうこんな時間なのか、とレント思い、隣に寝ている名前を起こした。
レント「名前 暗くなってきたから帰るぞ」
名前「ん…ふぁ〜…もうそんな時間?早いなぁ」
と、笑いながら言い、そう言えば、と思い出し言った。
名前「昔はよく手をつないで帰ってたよね」
レント「そういえば…そうだったよな」
あの時の名前の手は小さかったっけ、と懐かしむように微笑みながらレント言った。
レント「じゃあ帰るか」
レントが差し出した手に名前は微笑みながら手を乗せ、しっかりと繋いで帰った。
名前「(やっぱりいつでもレントの手は安心する)」
レント「(やっぱり昔から小さいな 名前の手は)」
と、それぞれが
胸の中で思ったのは、また
別のお話。
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