第12章

第12章





***



レント「あー眩しかった。あの光はいつ乗っても慣れないぜ。」



私はこの高さによる恐怖が慣れません。




リュカ「今回はこっちの世界に来ても空の上なんだね。」



ラーミア「本来ならばその闇の遺跡まで降ろして差し上げたいのですが、これ以上近付くと、ドルマゲスに私がいることが気付かれてしまいます。」




え。

じゃ、じゃあ…まままままさか…。



こっから飛び降りろと…!?


そんな無茶な!!



ラーミア「エイト。仲間の気を感じ取り、ここからルーラで行って下さい。」



あ。何だルーラか。



アレフ「え、何それ。ルーラってそんなことできたっけ?」


ラーミア「普通ならできませんが、今は目的とする場所が近くにあるのでそのような使い方もできます。」

ローレ「へぇー。」


ラーミア「では皆さん、どうかお気をつけて…。大丈夫、皆さんなら必ずドルマゲスを打ち負かすことができるでしょう。」



ラーミアのその言葉に私達は頷いた。



それを見て確認したように、エイトがルーラを唱えた。




エイト「ルーラ!」




その瞬間、私達の体が淡い水色の光と共に宙へ浮いた。





…いよいよ闇の遺跡に行ってドルマゲスと戦うんだ。



一体どれ程強い敵なんだろう。


例えどんなに強い敵が来ようとも、皆なら大丈夫だよね。



さっきラーミアさんが言ってくれたのもあるけど、私自身そう思ったのだった。





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