第11章
第11章
*「きゃあぁあぁ!!!」
突然叫び声が!
ローレ「な、何だ?」
*「ま、魔物だーー!!!」
リュカ「魔物だって!?」
アルス「本当だ!!魔物が村を襲ってる!!」
レント「チッ。こんな時に…」
レック「仕方ない…今は魔物が優先だ!皆、さっき会ったばかりで悪いが手伝ってくれ!」
ソロ「言われなくてもやるに決まってんだろ!」
ナイン「僕はあっちの魔物から倒してきます!」
エイト「アルスはミキを連れて安全な場所へ!」
アルス「分かった!さぁミキ、急いでこっちに避難しよう!」
『う、うん!』
怖いよ…。
何で罪のない村を襲うの…?
このままじゃ…まるでソロの村みたいに…
そんな私の気持ちに気付いたのか、傍にいたアルスがそっと手を握ってくれた。
アルス「ミキ、大丈夫だよ。ミキが導いた皆だもん。すぐに魔物なんか倒してこの村を救ってくれる。」
私はその手をギュッと握り返した。
そうだよね…。
皆だもんね。
こんな魔物、敵じゃない。
『ありがとう、アルス。』
するといつのまにか外にいた魔物が全て倒されていた。
『す、すごい…。』
レック「いや、まだいる。本当の敵は…多分ターニアの家だ。」
え…?
もう全部倒したんじゃないの?
しかし皆の様子を見る限り、そうではないようだ。
私達はレックの後を追い、その場所へ行った。