第1章
第1章
ククール「なぁエイト。さっさとこんなとこおさらばしてカジノでも行こうぜ。」
ヤンガス「こんなとことはなんでがすか!アッシの故郷、パルミドは素晴らしい所でがす!それにカジノだってあるでげすよ」
ククール「あんなボロい小屋みたいなとこより本場のベルガラックだろ」
ゼシカ「もーうるさいわね!ちょっとはエイトを見習ったらどうなの。静かにトーポと戯れてるじゃない。」
エイト「え?」
トーポ「チチッ?」
急に名前を呼ばれ、何気無く振り向く。
トーポも自分が呼ばれたと理解したのか、同じように小さな頭を傾けた。
ククール「こいつはいつもこうだろ…って、何か声がしないか?」
ククールが静かに、というような仕草をしたので僕らは耳をすました。
すると、
『きゃぁぁぁああ!』
ヤンガス「うわっ!空から何か降ってくるでがす!」
ヤンガスが上を指差したのとほぼ同時に、僕はとっさに両手を前にだして走っていた。