第8章
第8章
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『ただいまー』
私は何もしていないが一応用件は済ましたので、皆のいる宿屋に帰って来た。
リュカ「あ、ミキちゃんお帰り。どうだった?」
『うーん…。メイド服姿見せただけで何もしなかった。』
ソロ「よかったな、皆でぞろぞろ行かなくて。」
エイト「あれ?ミキの持ってるその包みは何?」
エイトが私がさっき貰った御礼を指差して言った。
『御礼を貰ったの。何にもしてないけどね。』
レント「へぇー、早速開けてみようぜ。」
私はその包みを開け、中の物を取り出した。
ローレ「何だこれ。わっか?」
アレフ「何か天使が付けるやつみたいだな。」
『確かに。ねぇナイン、これって天使のわっかだよね?』
私は元天使であるナインに尋ねた。
ナイン「ええ。でもこれはレプリカです。本物の天使のわっかではありません。」
ソロ「そりゃそうだろ。逆に本物だったら驚きだ。」
レント「確かにあのじいさん何者?ってなるな。」
ローレ「…ってミキ。どこ行くんだよ。」
『え?どこって着替えてこようかと思って。』
アレフ「えーっ。着替えちゃうの?」
『当たり前でしょ!』
こんな恥ずかしい格好、さっさとやめたいよ!