第8章

第8章






***



『ただいまー』



私は何もしていないが一応用件は済ましたので、皆のいる宿屋に帰って来た。




リュカ「あ、ミキちゃんお帰り。どうだった?」


『うーん…。メイド服姿見せただけで何もしなかった。』


ソロ「よかったな、皆でぞろぞろ行かなくて。」


エイト「あれ?ミキの持ってるその包みは何?」



エイトが私がさっき貰った御礼を指差して言った。



『御礼を貰ったの。何にもしてないけどね。』


レント「へぇー、早速開けてみようぜ。」



私はその包みを開け、中の物を取り出した。



ローレ「何だこれ。わっか?」


アレフ「何か天使が付けるやつみたいだな。」



『確かに。ねぇナイン、これって天使のわっかだよね?』



私は元天使であるナインに尋ねた。



ナイン「ええ。でもこれはレプリカです。本物の天使のわっかではありません。」


ソロ「そりゃそうだろ。逆に本物だったら驚きだ。」


レント「確かにあのじいさん何者?ってなるな。」




ローレ「…ってミキ。どこ行くんだよ。」


『え?どこって着替えてこようかと思って。』


アレフ「えーっ。着替えちゃうの?」


『当たり前でしょ!』



こんな恥ずかしい格好、さっさとやめたいよ!





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