第1章
第1章
『あー眩しかった…。何だったんだ今の。』
『…』
『…ん?』
『ちょっと待った。ここどこだ?いやそれ以前にここは地面じゃない!空じゃん!』
何で空に?!
さっき家の前だったよね?!
それで変な鳥が…あ!
それだ!鳥だ!
改めて下を見てみると何だか見覚えのある色。羽。
間違いない…さっきの鳥だ。
ていうかこの鳥こんなにデカかったの!?
とその時。
ゆら…
『え!?ちょっと待って!いきなり傾いtきゃああぁぁあぁ!』
落ちる…!
やだやだやだやだ!
私こんなとこでこんな状況で死ぬの?
今まで誰が想像したことだろう。
こんなおかしな状態で短い一生を終えることになるなんて。
物凄い勢いで落ちていることが、体全体で感じる風で分かる。
まだ夢かもしれないという思いを込めて、目と口をぎゅっと閉じた。
ああ、誰か…
へるぷみいぃぃいぃいぃ……