第8章
第8章
アレフ「ちぇっ。何だよケチー。」
何かアレフがぶーぶー言ってるけど気にしない。
するとキャピキャピした明るい声が聞こえた。
サンディ「ヤバーい!ミキってば超可愛いんですけど!マジ周りの男がほっとかないってカンジ?」
『サンディ!』
何なんだ、周りの男がほっとかないって。
しかし疑問に思った私とは裏腹に、なぜか皆はその言葉に反応したようだ。
ナイン「ミキ、一刻も早く用件を済ませましょう。」
エイト「そうだね。それでさっさと普通の格好に戻って次の目的地に行こう。」
リュカ「そのおじいさんの所まで、悪い人が寄ってきたらいけないから僕がついて行くよ。」
ソロ「いや、その役目は俺でいい。」
レント「最近入って来た奴らよりも俺の方がミキは安心なんじゃね?」
ローレ「いや、それなら俺だって大して変わんねーだろ。」
アレフ「それは僕にも言えることだよ!」
エイト「それなら僕がミキに一番最初に出会ったし、この場合僕が適任でしょ。」
あんたら一体何にもめてんだ。
サンディ「ミキ…。あんたも苦労するわね。」