第7章
第7章
その服の名前を聞いた時、私は耳を疑った。
エイト「メイド服…?ナイン、そんな趣味あるんだ…。元天使っていうのは皆そういうものなの?」
ナイン「違います(怒)」
サンディ「着てそのおじいさんに見せるだけなのにねー。」
ソロ「いや、結構キツいだろそれは。」
ローレ「確かに男がメイド服って…着る方も見る方もキツいな。」
リュカ「下手するとそのおじいさんの病気が悪化しかねないね。」
アレフ「うん、女の子なら逆に見たいと思……ん?女の子?」
アレフが呟いた瞬間、凄い勢いで皆が一斉に私の方を見た。
な、なんか嫌な予感が…
アレフ「ここはミキの出番でしょ!」
レント「ミキが着るべきだな。」
や、やっぱり…!!!
『嫌だよ!絶対嫌!恥ずかしいよ!』
ナイン「そこを何とか!ミキ、あなたしかいないんです!」
『何でよ!他の人が着ればいいじゃん!ほらソロとか!』
私は適当に近くにいたソロを例に出した。
エイト「ソロがメイド服…?…うわ。絶対見たくないよ気持ち悪い。」
ソロ「俺だって絶対着たくないが、改めて言われるとムカつくな。」
サンディ「最初はナインがメイド服着たら超ウケるって思ってたけどミキ可愛いし似合いそうだから、ミキが着るに一票。」
『サンディ!!(泣)』
レント「これで完全に味方はいなくなったな。」
ローレ「諦めて大人しくメイド服を着ろ。」
『そ、そんなぁ〜…』
つづく。