第7章

第7章







ピンク色だし、多分悪いものじゃないよね…?



恐る恐る近付いてみると、さっきは遠くからだったが今近くで見ると何だか人の形に見える。




『…妖精…?』



そう呟くとその妖精(?)はビクッとしてこっちを振り向いた。



妖精「え!?あんたアタシが見えるの?」


『う、うん…。』



というか何でこの妖精(?)はギャル風メイクなんだ。



妖精「何で見えるワケ?アタシ今見えないモードなんですケド。」


『見えないモード?』



そんな会話をしていると皆がぞろぞろと集まって来た。



ローレ「ミキ、何一人でしゃべってんだ?」


『いや、一人じゃないよ。ここに妖精?らしき人がいるよ。』


妖精「ゲッ。何こいつら。男ばっかでむさ苦し!」



『こら。何言ってるの。』



リュカ「状況が全く分からないね。」


皆でわーきゃー言ってると、ラーミアさんが口を開いた。



ラーミア「サンディ。いい加減姿を現したらどうですか。」



レント「サンディ?ラーミア知ってんのか?」


サンディ「はいはい分かりましたよ。」



するとサンディと呼ばれた妖精がポワッという音と共に一回転した。



皆「Σうわっ!!」



どうやら皆にも見えるようになったらしい。



サンディ「つーか何でラーミア様がいるんですか。」


レント「しかも知り合いかよ!」



レント、ナイスツッコミ。



ラーミア「知り合いといいますか…まぁ色々ありまして。ところでサンディ、あなたはなぜここへ?」


サンディ「いやー天の箱舟がぶっ壊れちゃってー。そしたら何か元天使のナインっつーやつに会って色々あって喧嘩してここら辺うろついてたんですよー。」



天の箱舟?
元天使?
喧嘩?


一体何の話をしているんだこの人は。





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