第5章
第5章
魔物「ウゥ…ガゥ…」
やっぱり何か思い出そうとしてる…!
きっとリュカさんのことを知ってるんだ!
『皆、待って!!その魔物、倒しちゃダメ!!』
エイト「え!?ミキ、どうして?」
『その魔物、リュカさんのこと知ってる!何か思い出そうとしてるの!だから攻撃しないで!!』
ローレ「ど、どういう事だ?」
『リュカさん、何か心当たりありませんか?』
リュカ「心当たり?うーん…キラーパンサー…キラーパンサー……。」
な、ないのかな?
どうしよう…私の勘違いだったら…。
リュカ「…!も、もしかして!」
リュカさんは慌てて自分の袋の中の何かをゴソゴソと探し出した。
レント「何か思い当たるのがあるのか!?」
リュカ「…あった!!ビアンカのリボン!」
リュカさんが取り出したのは少し古くなったリボンだった。
リュカさんはキラーパンサーの傍に行き、そのリボンを近付けた。
リュカ「お願いだ…思い出してくれ!」
キラーパンサーはリボンの匂いを嗅いだ。
[キラーパンサーは何かを思い出したようだ!]
[なんとキラーパンサーはゲレゲレだった!]
リュカ「ゲレゲレ!!やっぱりお前だったのか…!」
リュカさんはゲレゲレと呼ばれたキラーパンサーを抱きしめた。
リュカ「よかった…。無事だったんだね。あの時お前と別れてから何年経ったんだろう…。本当によかった…。」
ゲレゲレ「ガウガウ」
ローレ「なぁ…リュカのセリフが切ないラブストーリーに聞こえるのは俺だけか?」
エイト「いや、僕もそう思うよ。約3名は違うみたいだけどね。」
『(TAT)』←約1名
アレフ「(T口T)」←約1名
レント「(T皿T)」←約1名
計 3名。
『うぅっ…リュカさん、…ひっく…良かったですねぇっ…ぐすっ』
アレフ「うっうっ…いい話だなぁっ…ゲレゲレも…っ。良かったなぁっ…ずびっ…」
レント「リュカ…何があったかは知らないけど…く、苦労したんだなァ…っ。再会できて…良かっ…うぅっ…」
ローレ「おい…。これって空気読んで俺らも泣いた方がいいのか?」
エイト「その必要は無いと思う。」