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第23章
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アレフ「あっ遅いぞリュカー」
城の外へ出ると、既に皆が集まっていた。
リュカ「ごめんごめん。」
レント「まさかまたミキに変なことしてたんじゃないだろうな?」
リュカ「そんなことしてないって。ついて行こうとしてたミキちゃんを宥めてただけさ。」
ローレ「リュカは普通の会話でもさらっと口説き文句が飛び交うからな。」
レック「油断も隙もないな。」
ほんと、皆ミキちゃんのこととなると…。
まぁ僕も例外ではないんだけど。
エイト「武器とかは節約しながらさっきの待ち時間で買っといたからこのまま行けるよ。」
リュカ「そうか…ごめん、随分待たせてしまったようだね。じゃあ行こうか。」
アルス「うん!でも数時間前に洞窟から出てきたと思ったのにまた洞窟だね。」
ソロ「確かに。また薄暗くてジメジメしたとこに行かないといけないんだな。」
ローレ「俺そろそろキノコになりそう。」
レック「うわ、すっげぇマズそう」
レント「ローレキノコとか絶対毒キノコじゃねーか。」
ローレ「失礼な。高級食材に決まってんだろ」
ナイン「安心して下さい。例えローレがキノコになろうとも僕が錬金釜でじっくりしっかり煮込んであげますね☆」
リュカ「すごく安心できないよそれ。」
アレフ「しかも無駄にいい笑顔だねナイン。」
アルス「天使の微笑みの使い方間違ってない?」
エイト「あ、それ僕も手伝うよナイン。」
ソロ「参加者が増えたぞ。」
なんてことを話しながら、いつもの雰囲気で試練の洞窟へと向かうのだった。