第20章

第20章






***






アルス「うわぁ…!僕達いつの間にかこんなに高い位置にまで登ってたんだね。」




出た所は、とても高い場所で一つの村のようになっていた。





*「こんにちは。ここは山の上の村、チゾットです。」


ソロ「へぇ、こんな山の上にも村があるんだな。」


*「あら?お連れの女の子の顔色が少し悪いようですが…」





そう言って女の人が私の顔を覗き込むようにして見た。





エイト「本当だ。ミキ、大丈夫?」


エイトが私に尋ねた。


エイトだけでなく他の皆も心配そうに見つめている。



また心配かけちゃう。



大丈夫、とは言えない状態だったが、私は皆に心配かけないように何とか言葉を言おうとした。




『大丈夫大丈夫。私はまだ…全…然…いけ…る…』





しかし次第に周りが歪んできて、






バタッ




ついには倒れてしまった。




レント「ミキ!」


リュカ「ミキちゃん!」





皆の呼ぶ声がする。



しかしその声も段々と遠のいて、私の意識はそこで途絶えた――。






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