第20章
第20章
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さらに奥へ奥へと進むと、神父様らしき人がいた。
こんな洞窟で何やってるんだろう?
私達はその神父様に話しかけてみることにした。
ナイン「何やってるんですか?こんな洞窟の中一人で。」
神父「私は旅の神父をやっております。ひとり旅というのは心細いものですな。」
そう言うと、神父様は寂しそうに私達を見た。
エイト「ま、まぁこっちは大勢だからね…」
ローレ「ちょっと可哀相だな…」
レント「ま、仲間に入れるわけにもいかねーし先行こうぜ。」
アルス「え、そんな軽く受け流しちゃうの?」
アレフ「まぁ確かに勇者の一員としては無理があるね。」
そうして私達はスタスタと神父様の横を通り過ぎて行った。
な、なんか悪いような気もするけど仕方ないよね…。
リュカ「あれ出口かな?」
リュカが指差す方向を見ると、外の光が差し込んでいる所があった。
レック「多分そうだろうな!」
やっと出口…!
どこか休む所あるかなぁ?
やっぱり何だか疲れてる。
そうして私達は出口へと急いだ。