第20章
第20章
*「よく眠れるように呪文をかけてやったのじゃが、あまり効かなかったようじゃな。」
ソロ「どうりで体が動かないわけだ。」
アレフ「う、うわあぁ!すいませんすいません!僕は食べても美味しくないです!食べるなら多分レントが美味しいと思います!」
レント「ちょっ…」
アレフ「あ、ダメだ!レント食べられたら僕も消えちゃう!だったらローレでいいです!」
ローレ「お、おい!」
*「何を言っとるのかね?」
お婆さんが、わけが分からないというように尋ねる。
*「ところでイッヒッヒ、これを見てみい。」
そう言ってお婆さんはある物を取り出した。
ナイン「…僕達の剣?」
*「おぬし達の剣を研いでおいたぞ。まったく…人数が多いから大変じゃったわい。」
疲れたように自分の肩をトントンと叩くお婆さん。
あの音は皆の剣を研ぐ音だったんだ。
アルス「な、なんだぁ…。あーびっくりした。」
*「イッヒッヒ、起こして悪かったね。ほれ、もう寝なされ。」
あの音の真相が分かって安心したところで、私達はまた眠りにつくことにした。