第19章

第19章






***



眩しい朝日と、
誰かが私を呼ぶ声がする。




レント「…キ…ミキ…」


『ん…』


レント「おいミキ、起きろ」


『…ミーティア姫…』


レント「は?俺ミーティアじゃねーし。」


『んー…?お母さん?』


レント「Σいや違ぇって!!俺だよ、レント!」





レント…?

んー…まだ眠い…。
何でだろ…。
ミーティア姫とお話したからかな?




『あと5分…』




お決まりのセリフである。




レント「早く起きねーと俺、何するか分かんねーぞ?」


おはようございます。



私はガバッと瞬時に起き上がった。

何かされてたまるか!




レント「俺、今ちょっと傷付いたぞ…。」




眠気が吹っ飛んだわ!




レント「じゃあ俺先行っとくぜ。すぐそこの部屋だから。」


『うん。』




そう言ってレントが部屋から出て行った。




よし、じゃあ身支度整えて皆のとこに行きますか。



正直まだ完全復活というわけではなかったが、昨日思い切り泣いたおかげか、結構気持ちがスッキリしていた。



まぁ…一番はレックの励ましの言葉があったからこそだと思うけど。



私は髪を梳かしながら、そう考えた。




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