第16章

第16章








レック「あーなるほどなー。」



エイト「え?」





レックの言葉の意味が分からず、僕は聞き返した。





つぼを割って(パンチして)いた手を止め、振り返ると







エイト「ちょ…。それ、ラーの鏡!?」


レック「当ったりー♪」


エイト「じ、じゃあまさか今の僕の心境は…」





レック「た だ も れ。」





いちいち一言ずつ区切って言うレックに、またイラッときそうになったが今は抑えよう。





皆の表情が真剣だったからだ。




となるとつまり。






ローレ「そういうこと。」


アレフ「皆同じことを感じていたってわけ。」





やっぱりか。





アルス「まさか皆同じように考えてたなんて驚いた。」


レント「でも、つーことは皆その別の何かが何なのかはまだ分からないってことだよな?」


ナイン「そうなりますね。」






皆が一度黙って考え込む。





ソロ「…今考えたってきっと答えは出ないだろうな。」


ゼシカ「ミキ本人に聞かなきゃ分からないのかしら…」



アレフ「でもその本人が呪われてるんじゃね……ってそういえばリュカまだ?」





辺りはいつのまにかもう暗くなっていた。



随分と時間が経過していたようだ。








***



その頃のリュカ





ハワード「それでじゃな、わしが20歳の時に新な結界を作りだしたのじゃ!!どうじゃ、凄いだろう!」


リュカ「あ、あはは。そうですね…(分かったから早く解放してくれクソジジイ)





実はリュカさんもイライラしていました。




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