第16章

第16章





***




さらに北へ進んでしばらくすると、街のようなものがあった。





ゲートには、"リブルアーチ"と書いてある。


多分この町の名前だろう。




ゲートをくぐると、そこには沢山の石像があった。




入ってすぐに、近くにいた衛兵らしき人が僕達に気付いた。




*「あんたら、もしかして南の関所から来たのか?」


エイト「そうですけど…」


*「俺は見たんだ!恐ろしい少女が関所を破って行く所を!おかげで俺の仲間もケガを負ってる。」





恐ろしい少女が関所を破る。




その少女はやはりミキなのだろうか。





エイト「その話、詳しく…」


リュカ「エイト、それは後にした方がいいかもしれないよ。」


エイト「え?」


ソロ「どうも街の様子がおかしい。」





その言葉に辺りを見回すと、確かに様子が変だ。



街の住人達が皆外に出ており、何やら怯えた表情で上の方を見ている。





レント「どうやらこの街の上で何かあったんだな。行ってみようぜ!」







そして僕達はこの街の上へ行ってみた。




すると、大きなお屋敷らしき建物がある。




門を開けて入ると、人が倒れていた。





ナイン「ど、どうしたんですか!?」





ナインが駆け寄り、話を聞いた。





*「くっ……少女だと思って油断した…。どこの誰かは知らないが、ハワード様が危ない…!どうか助け…ぐふっ…。」





嫌な予感がする。



さっきから出てくる"少女"という単語。






僕達は、その屋敷の中に入った。




そこでも衛兵が倒れている。





*「は、ハワード様が…!ハワード様の部屋は2階だ…!た、頼む…!助けてくれ!」


ローレ「よし、2階だな!」





急いで階段を駆け上がる。




そして、奥の扉を開けた。






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