第16章

第16章







皆最初は眠そうだったが、"ミキがいなくなった"という知らせを聞いて、直ぐに起きた。




あのレックでさえ一発で起き、もう準備を整え終わっているくらいだ。







ナイン「困った事になりましたね。これからどうしますか?」





皆で一度集まり、ナインが切り出した。





リュカ「いなくなったってことは、もちろん見かけた人もいるはずだよね?」


ソロ「いきなり消えない限りはそうだろうな。」


ローレ「じゃあ情報収集か。」







そして僕達はまず一階にいる、ここの宿屋の奥さんに話を聞いた。





エイト「すいません。お尋ねするんですが、ある女の子がここを出ていくのを見ませんでしたか?」


*「あら、もしかして変わったペンダントをしたあの可愛らしい女の子のことかい?」




"変わったペンダント"に"可愛らしい女の子"。



どちらもミキに当て嵌まるキーワードだ。




ゼシカ「きっとミキね。」



*「こんな朝早くにどこ行くの?って聞いたら、北へ行くって言ってたわよ。偉く顔色が悪かったけど大丈夫かしら?」



レント「北?何でまた…」


アレフ「さぁ…?」





僕達は、その宿屋の奥さんにお礼を言って北へ向かうことにした。




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