第15章
第15章
さらにその後ドルマゲスは瓦礫を飛ばし、ムチ攻撃を仕掛けてきた。
アルス「痛っ…」
レント「あっぶねぇ…。瓦礫なんて危ねぇもん撒き散らすなよ!」
何人かは当たったみたいだけど、ほとんどは上手く避けたみたい。
良かった…。
しかしその直後、ドルマゲスの目が怪しく光り、レックの方を見た。
エイト「レック!今すぐ目閉じt…」
レック「Zzz…」
えぇっ!?
寝ちゃった!?
ソロ「あの光には充分気をつけなきゃいけないな。」
そうか…。
あの怪しい光でレックを眠らせたんだ。
レント「このバカ!何寝てんだよ!起きやがれ!」
ゲシッ
レントが寝ているレックを蹴った。
ちょ(汗)
それっていいの!?
でもまぁこうでもしないと起きないか。
レック「Zzz…」
レック━(゚Д゚;)━!!!!
ナイン「よりによってレックに向けられるとは…。」
リュカ「運が悪かったね。」
アレフ「いや、まだ方法はある!ミキ、レックを大声で呼ぶんだ!」
『へっ?』
な、何で私?
しかも大声って…。
アレフ「さぁ早く!」
『う、うん!』
私はよく意味が分からないまま皆より少し離れた位置ではあるが、声を張り上げた。
『レックー!!!起きろー!!!』
その瞬間、
レック「Σハッ!!ミキが俺を呼んでる!!」
Σ目覚めた!?
何で私の声だけで起きられたの!?
確かに大声は出したけどこの距離だよ?
それならレックの蹴りの方が何倍も有効な気がするんだけど。