第15章
第15章
ローレ「うらあぁあっ!」
ローレが剣でドルマゲスに切り掛かる!
キイィ…ン
ドルマゲスはその攻撃を杖でガードした。
ナイン「後ろも気にしたらどうですか!」
ナインがドルマゲスの背後から剣を振り下ろした。
ドルマゲス「はぁっ!!!」
しかしドルマゲスはひらりと避け、真空波を放つ。
ナイン「うわっ。」
その真空波もナインは軽くかわした。
ドルマゲス「皆さん人数が多いですね。ここは正々堂々といきましょうか。」
正々堂々と…?
どういうこと?
するとドルマゲスは、なんといきなり分裂したのだ。
アルス「さ、三人になった…」
突然のことに、皆も驚いているようだ。
もちろん私だって驚いてる。
エイト「これ、どれかが偽者ってパターン?」
ククール「めんどくせぇ…」
ゼシカ「だったら一気に全体攻撃よ!イオラ!!」
ドカアァン!!
ゼシカがイオラの呪文を唱え、三人に分裂したドルマゲスの前で大爆発した。
ドルマゲス「「「ぐっ……」」」
すると、三人のドルマゲスが一斉にうめいた。
アレフ「あれ?全員に効いたな。」
ソロ「じゃあ全員本物ってことか…?」
レック「嘘だろ?あんなやっかいな奴が三人もいたら結構キツいぞ。」
ドルマゲス「おやおや…。さっそく弱音を吐いているようですね。そんなことでは、一生私に勝てはしませんよ!」
ズザアァッ
ドルマゲスの手から、かまいたちが放たれる。
『あぁっ』
私は思わず声をあげた。
皆がそのかまいたちをまともにくらってしまったからだ。