第14章

第14章








***




アレフ「うわーお…」


エイト「うわぁ…」


『何このフロア…』





私達が今見てるこの光景。




絶対誰が見ても何だここって言うはず。





ヤンガス「まるで迷路でがす。」



そうなのだ。
たくさんの高い壁があったり通路があったり…。

ヤンガスの言う通り、まるで迷路だ。




リュカ「とりあえず進んでみよう。」





***







で、進んでみた訳ですが。





アルス「また行き止まりだ。」



レック「だーっもうめんどくせぇ!」



アレフ「もう無理なんじゃない?」



『壁が壊せる魔法とかないの?』



ゼシカ「そんな都合のいい魔法なんてないわよ。」




えー残念。



『じゃあエイトの爆裂拳で…』


エイト「何で僕なの。こんな壁全部殴ったり蹴ったりしたら骨が折れちゃうよ。」


『じゃあエイトのギガスラッシュで…』


エイト「だ、だから何で僕なの。MP無くなっちゃうし、まず壊せないよ。」




やっぱ駄目かぁ…。



私も諦めかけていたその時。





ガシャンッ




ガガガガ…ガ…




ガコンッ







皆「…(∵)」



レント「壁一個降りた。」





今私達が見ているのは、レバーを持ったレントの姿。



そして、開かれた通路。




ローレ「御先祖、すげぇ…」


レント「御先祖言うな。」



『えー凄い!レント何で分かったの?』


レント「いや、目の前にいかにもっつーレバーがあったから…。」


『凄いね!私全然気付かなかった。』


レント「え、ここ照れていい所?(照)」


ナイン「そんなこと聞かないで下さい。」


ククール「しかも聞く前からもう照れてるじゃねーか。」



『あ!見て見て!もう一つレバーがある!』




私はその見つけたレバーを動かしてみた。




すると少し遠くから、またガタンッと壁らしき物が動く音がした。



レント「今度はあっち側だな。だからこうさっき来た道を遠回りして…」




そう言ってレントについて行くと…。




『おぉ〜、本当だ。通れるようになってる。』


エイト「今日は珍しく冴えてるね、レント。」


レント「"今日は珍しく"っていうのが余計だ。俺の脳は今日に限らず、いつもフル回転だぜ?」


エイト「あ、そういうのいらないから。」


レント「お前は…(怒)いいよ、だったらピラミッドで鍛えた謎解き能力見せてやる。」


アレフ「何だか知らないけど、御先祖燃えてるな。」


ローレ「だな。」







レントはその発言通り次々とレバーを見つけては動かし、迷路のような通路を迷うことなく進んで行った。






『さ、さらに凄い…。』



レント一体どうしちゃったの(汗)






レントのファインプレーのお陰で、私達は難無く次の道へと行くことが出来た。





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