第14章

第14章







そうこうしてる内に、結構奥まで来たようだ。



するとソロが、ある疑問を抱いた。





ソロ「そういえばさっきからやけに魔物が出ない気がするんだが、俺の気のせいか?」


『ホントだ。もともとこの遺跡に魔物は出ないとか?』




あ、いやそれはないか。


出ないんだったら骸骨なんて恐ろしい物、まずないはず。



じゃあ何でだろう?




エイト「あ、それならさっき僕がトヘロスかけたからじゃないかな。」


『トヘロス?』


ゼシカ「一定の間だけ、自分達より弱い魔物を寄せ付けないようにする魔法よ。」


『へぇー。じゃあ皆強いし、きっとそれのお陰だね。』



ソロ「でもエイトが一度唱えたくらいでこうも魔物が出なくなるか?」



あぁ確かに。

ゼシカもさっき一定の間だけって言ってたもんね。



ナイン「あ、それなら僕もさっき唱えました。」


レント「俺も念のため唱えたぜ。」


レック「俺もー。」


ローレ「あ、そういえば俺も唱えたな。」


ソロ「お前嘘つくなよ。MP無いだろ。」


リュカ「凄くさりげなく入ったね。」


アルス「僕さっきローレが聖水使ってたの見たよ。」


ローレ「アルス、シッ!!」


ククール「いやもう遅いだろ。」




何だかんだ言って、ローレもアレフに負けず劣らずいじられキャラだよね…。





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