第13章
第13章
『ま、眩しかった…』
思ったんだけど、私達こういう眩しい光ばっかり浴びてる気がする。
『あ!皆見て!』
私は、遺跡の入り口を指差した。
エイト「闇が無くなってる…」
そう。
さっきまであった闇が綺麗さっぱり無くなっていたのだ。
ローレ「俺その瞬間見た。」
『えっ!?大丈夫!?失明してない!?』
ローレ「バカ。するわけないだろ。」
えぇー。
じゃあなぜ…。
レック「あー分かった!お前そのゴーグル使っただろ。」
あぁ!なるほど!
『いいなぁ。私も見たかった。』
ローレ「いやぁあれは凄かったよ。光がパーってなって真っ直ぐビーってなって闇をぶわーって消してた。」
アルス「意味分かんないよ。」
うん、私も意味分かんなかった。
ゼシカ「はぁ…。分かったからもう行くわよ。遺跡に入るまでにどれだけ時間がかかってるの。」
ゼシカが呆れたように言った。
『ごめんねゼシカ。さすがにもう入ろっか。』
ナイン「やっとですか。」
そうして今度こそ、私達は闇の遺跡の中へと入った。