第13章
第13章
ゼシカ「でもその闇を消すのには、一体どうしたらいいの?」
トロデ「確か太陽の鏡という物を使って、その結界を破ることができると聞いたんじゃが…」
太陽の鏡?
聞いたことないな…。
まさかそれを探さなきゃ駄目なの?
レント「太陽の鏡じゃないけど、ラーの鏡なら俺持ってるぞ。」
『ラーの鏡?』
リュカ「僕も一度使ったことがあるよ。真実を映すことができる鏡なんだ。」
ローレ「何か嫌だなそれ。」
ナイン「ローレ、何か隠し事でもあるんですか?」
ローレ「いや、ないけど!」
ククール「それより太陽の鏡じゃない物でも、その結界を破れるのか?」
レント「破れるんじゃね?」
ソロ「何を根拠に。」
トロデ「いやしかし、太陽の鏡…」
レント「おーご丁寧に鏡を設置する場所まであるぞ。何て分かりやすい。」
レントが遺跡の入り口の前にある、台?小さい塔?みたいな物に近付いた。
トロデ「いやだから太陽の…」
レント「よっ…と。」
レント完全無視。
王様が可哀相なんだけど。
レント「んじゃ嵌めるぜ。」
カタッという、鏡を嵌める静かな音がした。
そしてレントがその台から離れた瞬間…。
パアァァァァ…!!
強く眩しい光が鏡から放たれ、私達は思わず目をつぶった。