本日のメンバー
・レック
・エイト
・ナイン
***
エイト「今日は何もすることがないね」
レック「だなー…こういうのを暇っていうんだろうな」
ナイン「僕は錬金するんで暇じゃないですけどね」
レック「それだ!」
エイト「どれ」
レック「錬金だよ錬金!俺一回もやったことないからさ〜。」
ナイン「え…い、嫌ですよ。僕今から武器を」
エイト「そうと決まればさっそく材料取り出して広げよう」
レック「おう!楽しみだなー!」
ナイン「なんでこうも毎回人の話を聞かない人が近くにいるんですか。」
エイト「んー…錬金といえどいつもと同じはつまらないからなぁ」
レック「じゃあ今回は独自のアイデアでオリジナルグッズ作ろうぜ!」
ナイン「またそんな厄介なことを…」
エイト「面白そうだね。じゃあ普通のチーズとオリハルコンで…」
ナイン「トーポの歯を粉々につもりですかあなた。」
レック「ならスライムとスライムとスライムとスライムと、」
ナイン「キングスライムを作る気ですね?やめて下さい。」
レック「ぶっぶー!あとの四匹はスライムベスを入れて、色の混ざったキングミックスライム作る気でしたー!」
ナイン「……。」
エイト「でもいい線いってると思うよ。スライム系みたいに似たような物同士を混ぜたらどうだろう?」
レック「なるほど!じゃあステテコパンツとナインのそのタイツとかいいんじゃね?」
ナイン「喧嘩売ってるんですか?」
エイト「うん、いいね。見た目そっくりだけど、どこか違うっていうところがまた錬金には適してるかも。」
ナイン「僕の視力が低下していなければステテコパンツと見習い天使のタイツは似ても似つかないのですが。」
レック「夢の世界の俺と、現実の世界の俺みたいに…?」
ナイン「突然シリアスぶらないで下さい。」
エイト「うーん…他にいい案はないかなぁ」
レック「おい、ナインお前も考えろよ」
エイト「そうだよ。本当は一緒に混ざりたいんでしょ?」
ナイン「何なんですか貴方達。…案っていっても…あ、じゃあ小さなメダルを使うとか。」
レック「えーメダルとか錬金したら戻ってこねーじゃんか」
エイト「メダル王女様のとこに持っていかないと行けないのに」
ナイン「ほんっと何なんですか貴方達。ああ言えばこう言う…」
レック「仕方ねーな。じゃあ特別に俺の小さなメダル使ってやるよ。」
エイト「それと何を混ぜるの?」
レック「そうだなー…おっ!いい物あるじゃん。」
ナイン「…ひのきの棒、ですか?」
レック「おう!これとこれを入れてー…」
チーンッ♪
エイト「…何これ?」
ナイン「ひのきの棒の先っちょに小さなメダルがくっついただけに見えますが…」
レック「名付けて!マジカル☆メダルステッキ!」
エイト「おおー!」
ナイン「マジカルでも何でもないでしょう。ただのひのきの棒だということを忘れないで下さい。」
レック「よーしさっそく効果を試してみるぞ!」
エイト「どんな性能があるんだろう…」
ナイン「いや性能も何も元からただの棒とメダルで、」
レック「そぉーれっ!…ライデイン…」
ズバァーンッ!
ナイン「う、うわぁっ?!」
エイト「す、すごい…!マジカル☆メダルステッキにはこんな効果が…?!」
ナイン「ねぇ今の思いっきり小声でライデイン唱えましたよね。」
レック「なぁーに言ってんだよナイン。んなはずねーだろ?」
エイト「そうだよナイン。なんなら僕がもう一度試してあげるよ。」
ナイン「丁重にお断りします。」
エイト「そーれっ…ギガデ」
ナイン「ちょっと待って下さい。」
レック「なんだよナインー。止めんなよー!」
ナイン「二人は僕をどうしたいんですか。」
レック「いじりたい」
エイト「いじめたい」
ナイン「泣きたい」
END
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