マオマオ

マオマオ

H25 9/17

ひさしぶりに
しょーごと会った。

待ち合わせに遅れそう‥というか絶対遅れるよなぁ
と思いながら10分程遅刻して
待ち合わせ場所に到着したが
彼の姿はなかった。

連絡を入れると
「完全に寝坊した」
と返ってきた。
しょーごも遅刻かぁ。


会えたのはそれから1時間後くらいだった。

すごくごめんって謝ってた。
実際自分も遅刻するとこだったし
お互い様か。


地下鉄で切符を買った。
前から一緒に水族館に行く約束だったから。

ホームに降りて
両側に電車が止まってたから
「乗るのどっち?」
って言ったら
ここ終点だからどっちもおんなじ
だって。


電車に揺られてる間
自分はたいていは寝るのに
なんか今回は寝付けなかった。

彼は隣で電車の路線が乗ってるパンフをずっと見てた。


1つ電車を乗り換えると
水族館に近いせいか
窓の外から海が見えた。

駅を降りるともうお昼時だったので
なんか食べようってなった。


マクドナルドの看板が見えたので
お昼はそこに決まった。

自分はいつもの
アイスコーヒーとチキンクリスプを頼んだ。

彼はかざすクーポンを駆使して
毎度麻酔にコーヒーを提供してくれる。

何故か彼の方は
ポテトとシェアナゲットと
マロンパイとアイスコーヒーを頼んでた。

シェアナゲットは初めてで
ケーキの箱みたいな取っ手のついたケースに入って出てきた。
彼によると興味本位で頼んでみたとのこと。

席についてシェアナゲットの箱を開けると
あのナゲットが15個くらいこんもりしてた。
しかもホカホカしてた。

こんなにボリュームがあるとは
思わなかった。

一緒にゲームの話やアニメの話して
長い間居座ってたけど
ナゲットは一向になくならなかった。

仕方なしに余ったシェアナゲットとマロンパイはお持ち帰りにした。


水族館に着くと
大きな観覧車が近くでゆっくり回っていた。

乗りたい!
と言ったけど
彼には言ってみただけの台詞ってことがわかってたみたいで軽く流された。


さて,水族館に入ろうにも
食べ物持って入っちゃいけないし,
マロンパイはしまうことができても
シェアナゲットは箱入りなので
どうしようもない。
食べようにも2人ともお腹いっぱい。

何気に歩いていくと海辺に出たので
海が見える位置のベンチに座った。

立派な船が止まってたから
とりあえず写真を撮ったりしてた。

すると周りにハトやスズメがいっぱいいることに気付いた。

自分はしょーごの持っていたナゲットを1つ取って
ハト達にあげてもいいかどうか聞くと
「それ,共食いになるじゃないか」
と返された。
第一ハトがそんなもん食べるの?
とか言われたので
ナゲットのかけらをポイと地面に落としてみると
瞬く間にかけらを巡って
ハト達が集まり,ナゲット争奪戦が始まった。

楽しくなったので
他の人達の邪魔にならないように
ナゲットのかけらをハト達の上に降らせた。

麻酔はハト達に周りを囲まれてしまった。

彼はというとベンチに座って
麻酔を眺めてるだけだった。
一緒にハト達にナゲットあげればいいのに。

全てのナゲットを消費しきって
やっと水族館に入る。

彼に対して
あんまり動物好きそうじゃないから楽しめないかな?
と心配だったけどそんなことなかった。

彼はマリンチューブの中で
水槽のガラスの分厚さのせいで
遠近感がつかめず
そのままガラスに頭ゴンしてた。笑

水族館ってやっぱり
自分にとって癒やしの空間である。
時間が許す限りはずっと眺めてたいなんて思う。あとは水族館のアミューズメントショップ。
イルカやアザラシの手触り抜群過ぎるぬいぐるみがたくさん。

ゴマちゃんのぬいぐるみが
特に可愛くてふかふか!
腕に抱いてぎゅーっとしてたら
またしょーごの買ってあげようか精神が‥。

結局名残惜しかったけど
置いてきた。

他にサメリュック(サメのぬいぐるみ形のリュック)も魅力的で
これで学校行きたいってなった。笑


帰りにはもう一度海を見にいった。

ちょうど太陽が傾いていて
キラキラしてきれいだった。

帰りの電車ではずっと立ちっぱなしだったので足が痛かった。


服の話とかしてて
彼が「七分丈」のことを
「ななぶたけ」なんて素で言ってたことが面白かった。






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