眠り姫は夢から醒めたpart2 | ナノ
clap7

※しりとりです


「アラビア」

「貴方の血なら飲み干せるよ」

「夜」

「ルールなどない愛し方で君を壊す」

「スーツ」

「冷たくなっても永遠に一緒にいよう」

「海…」

「みんな死んで、世界に二人きり」


「……。リスクを背負う愛し方だな。もういい、しりとりはやめろ」


「……牢屋の中の狂った遊戯」

「仰天だ。独りでも続ける気か!」

「枯れた涙ならまた新しく泣かせて、咲かせてあげるよ」

「よくもそう気味の悪い台詞を思い付くものだ」

「駄目?貴方は嘘吐きだ」

「だから!もうやめろと言っている!」

「誄歌(るいか)の代わりは君の悲鳴で、って……ほぎゃあぁっ!」


「さて。これでお開きですね」

「! セバスチャン」

「あ!シエルさん今“ん”がつきましたね。やった!私の勝ちー♪」

「僕は、もうとっくに抜けていた筈だが?」

「何言ってるんですかー。私がセバスチャンさんに脇腹擽られるまで、ちゃーんと続いてましたよ?」

「おや、坊ちゃん。お気づきになられていなかったのですか?」

「は?」

「御自身の会話、すべて彼女のしりとりと繋がっていましたよ」

「なにっ!?」

「え、シエルさんノってくれてたんじゃないの」

「誰がのるか!気色悪い!」

「ひ、ひどい…っ!これが狂愛の鞭!?」

「うるさいっ、一人で遊んでろ!!」


「それにしても、無意識にしておられたとは流石は遊びの達人ですね。坊ちゃん」

「……嫌味か」


再来!狂愛チック危険思想しりとり
(あなたもきっと癖になる♪)(なるか!!)

[戻る]
×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -