▼会話文オンリー



「…うわちゃー」
「どしたん?」
「体育あったの忘れてた」
「あーあ」
「体育、そっちのクラスないよね?あー、どうするかな…」
「体育はないけど、体操服はある」
「なにゆえ」
「昨日久しぶりに晴れたから洗濯した。で、学校に置いとこうと思って」
「さすがはーくん!主夫!いいお婿さんになれるぜ」
「えー…、オレ、婿入りするよりお嫁さん欲しい」
「え……何それ何それちょ、プロポー」
「まぁまぁまぁ、それは置いといて、とりあえずジャージな。ほい」
「遮られた!」
「んで、ハーフパンツ」
「いや、あの…………、いっか。ありがとー、はーくん」
「サイズ平気?」
「羽織ってみよっか?大丈夫大丈夫ー、あたしとはーくん、そんな……に?」


だぼっ


「…あるぇー?」
「こないだ買い替えたの」
「何ですと!?」
「サイズ1つおっきくなった」
「ええええええはーくんどうしたの」
「違うって、今まで成長が止まってただけだって。オレ男だもん」
「…ちなみに、今身長いくつ?」
「170ちょい」
「何だとおおおおお!?じゅ、10センチも差が!知らない間に!」
「オレ男だもん」
「何だろう、この何とも言えない寂しさ」
「だって、仕方ないじゃん」
「うん?」
「吹雪よりおっきくないと、並んだ時かっこつかないし」
「……え?素?素でタラシ?」
「顔がこんなだから、せめて身長は欲しいんよー。おっきい方が女の子守れる気がする」
「可愛い顔して口説くなギャップ萌える!はーくん愛してる!!」


がしっ


「ぐぇ」
「……教室のど真ん中でいちゃつくなや…」
「はーくん結婚してええええ」



110621
160半ば→170ちょい



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