▼会話文オンリー



「こーくん、氷からメール来た。風邪で休みだって」
「…風邪?」
「すごい疑いの眼差しですね。確かにお馬鹿だけどね」
「インフルエンザな訳じゃないのか」
「らしいよ。熱は結構高めっぽいけど…、あれ?電話掛かってきた」
『……オレだけど』
「こーくんオレオレ詐欺。110番」
「任せろ」
『馬鹿だろお前ら馬鹿だろ』
「電話掛けてきたって事は今マシなの?」
『頭割れる視界ぼやける死ぬ』
「短い命だったな」
「骨は拾ったげるよ」
『お前ら風邪引け、こじらせろ』
「で、要件は?」
『ノート…任せた』
「見ない癖に」
『黙れよ』
「こーくん、今日委員会ないよね?氷の骨…げふん、お見舞い行こうぜ」
「茶くらいは出るんだろうな」
『おい、遠慮って知ってるか』
「まぁ早く治しなよね。静かで落ち着かないし」
『……吹雪…』
「あ、お茶請けもよろしく」
「できれば緑茶だ」
『やっぱお前ら嫌いだ』



110405
スピーカーホンって便利。



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