木の葉の商店街――
ここは相変わらずの人出だな…。
そこで俺の一歩前を歩いてるのは俺の姉貴。
姉貴は俺より2つ年上だが、今までアイツを心から“頼りになる”と思えた事は一度もねぇー。
何てったって、姉貴は俺に負けないくらいのやる気0%人間だからな…
「ここだね」
そうこうしてるうちに店に到着。
「おばちゃーん、トマト3つとキャベツ1玉ください」
「はいよ」
姉貴はさっさとメモに書いてある品を買っていった。
「ありがとうございます」
「いつもありがとねぇ……それより、今日は2人そろって買い物かい?」
「あ、いや、その……」
「良い事じゃないかい。これからも仲良くするんだよ!はいこれ、おまけ」
そう言って店のおばさんは、姉貴に2つ飴玉を差し出してきた。
「シカマルくんにも分けてあげるんだよ」
「…あ、ありがとうございます;」
――――
――
「シカマル、1つ持って」
「へいへい……」
おつかいの品は全部揃ったが、結構な量になっていた。
姉貴は、その買ったものが入った袋の2つのうち1つを俺に差し出してきた。
「あ、あとコレ」
「んぁ?」
「さっきおばちゃんから貰った飴」
俺は姉貴から渡された飴を早速口の中に放り投げた。
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