■■過去logまとめ その3
耳元によみがえる言葉
あの日と変わらない星空、隣にいるあなた
次もまた十年後に来よう
ひとりの夜でも照らしてくれるもの
あなたの声は近くて遠い
僕の航路の羅針盤
数多の屍を超えてまで成し遂げたかったこと
傷だらけの身体は名誉だ
勝利の証の宝玉を胸に
はぐれ者の僕に声を掛けてくれたあの子
他人が笑顔を向けてくれる日が来るなんて思わなかった
これは皆を幸せにする力だ
はじめて躊躇を覚えた日
嘘だという知らせが来ることはなかった
自分には輪廻転生がないことを恨んだ
傷つけないよう選んだ言葉
今まで愛した証
最後はとびっきりの笑顔を
昼下がりの茶会は戦場
ティーカップに溶かした本音
この紅茶の風味はあなた次第
仮初の指輪
あの日夢見た幸せは先に墓場へいきました
願わくば誓いの日からもう一度
恨めしくて羨ましい午前三時のおまえ
憂いを帯びた横顔が僕を惑わす
淋しげなフリをしたいつかの残像
幸せを夢見た僕の亡骸を抱いて
枕の下に隠した凶器を使わないことだけを願う
隣で眠るあなたの背中は月よりも遠い
愛とかいう形のないものは信じないと決めたので
いっとう愛したのはおまえだったよ
ふたりで幸せになろう
昨日のきみと今日のぼく
念押しの声がすりぬける
今生の別れにくちづけを
美しい後ろ姿も今は哀し
漂う残り香さえも麗しい
すべてを捧げたはずの愛
さよなら次は千年後
きらきらした世界に憧れていたのよ
神様が本当にいるならもっと救われてもいいはず
ゆるやかな衰退をたどって
朝焼けが綺麗だったから
綺麗と私、縁遠い言葉ね
せめてもの慰めに花を一輪
歯車ひとつ噛み合うことで、きっと少しだけ世界が綺麗に見える
「全部ぜんぶ嫌いだったよ」っていう嘘
ひとを好きになるのっていっとう難しいこと
生業はハートキャッチ
きみの涙は世知辛い味がするね
どこかへ飛んでいきたい
このまま空と一つになれそう
またたきが痛いくらいね
でかけたら、きっと楽しくなるわ
もっと遠くまで今なら見える気がするの
青に映える白いワンピース
ほのかに秋の匂いがした、九月末
夜の向こうの探しもの
日々同じことの繰り返しで、きっと僕の生はほとんど死んでいると言っても過言ではない。だけど、こんな僕にもいつかは鮮烈な明日が訪れると信じて、今日もまた眠りにつくのだ。
血色を帯びたきみの生
愛されたいっていうのが過ぎた願いなら、誰か教えてくれればよかったのに。
あの夏列島を襲った熱波とともにきみは消えた
thanks for xxx
あの日の思い出と心中
嘘八百の三千世界
美しいものほど壊れやすいので、きちんと鍵をかけてしまっておきましょう。
情緒溢れる上品な冗句
一昨日お越しくださいませ
今日のお別れも私にとっては自明の理
最後にキスをして、それから。
「寄ってらっしゃい見てらっしゃい! 本日の目玉商品、愛のワゴンセールの始まりだよ!」
ぼくらの最適酸素濃度は大気圏の外よりも薄い
驕れる者の溺れた視界
夜の海に哀しみを一滴落としたら
ぬくもりは思い出すからきらい
不協和音の交響曲
紛れたぼくとカラシニコフ
血塗れた讃美歌に呪われたオルガン
想い出はすべて土に埋めました
大嫌いなあなたに贈る愛の唄
刃みたいに突き刺さる言葉
いたい。だけど、いたい。
刻む秒針に耳をすまして
特製スパイス愛情は隠れない味
熱に浮かされるほどに劣情を孕んで
空を飛ぶ幻術は誰が為に
やたらと苦いコーヒーをお供に
流れる人波を見下ろして溜め息
あなたの面影を探してしまうのが癖になってしまったわ
震えるまつげを見られる特権
愛を謳う裏路地のギター弾き
さみしいひとり
嘘つきシンデレラ
掃いて捨てるほど積もった言の葉
三日月が照らす欄干にて、ひとりぼっちのステップ
付かず離れず恋煩い
何が正解で何が不正解なのかそう簡単にわかるわけないのに、それでも答えを探し続けてしまうのだ。
愛が足りないなんて世話ないね
扇情的に揺れるカーテン
消えた傷跡、消えない記憶
月影さやかに笑いましょう
蕾と共に想いほころび
てのひらに入り込んだひとひら
たおやかな貴方の死に顔
泡沫の夢に縋る夜更け
きみの寂しそうな笑顔が好きだった
雲の上でワルツ
手のひらで温度を分け合ったのに
そんなにさよならが優しいと勘違いしちゃうでしょう?
指先から零れ落ちる縁(えにし)
微睡みの中にあなたの面影を見る
しじまにひとり、消えゆく匂い