ギャグ/連載ぶち壊し/佐助と主
「……どうした、こうなる事を心密かに望んでいたのだろう?
少しは素直に身体の力を抜いたらどうだ」
その嬲るような声に肌が粟立ち、冷たい手に背筋が震えた。
「っやめ、ろ」
このまま巣に絡まった獲物のように喰われてしまうのか。
首筋に伝う汗を熱い舌が「おかしいおかしい絶対おかしい、間違ってる」
「……おい」
組み敷かれた佐助がぶつぶつと予定にないことを呟き始めたので、和臣も思わず声掛ける。
「この連載はキャラ×主人公じゃなかったの!?
この状況は明らかに主人公×俺様じゃん!聞いてないぜ!」
余りの気迫と必死さに心がたじろいだ。
もう佐助の気迫といったら、戦国ドライブを発動しつつバサラ技を放つ前のような……何というか、あれ、とにかく凄い。
今なら関ヶ原で全軍撤退させられる。
「いや、後々そうなるやも知れんだろう。
今は我慢して……」
「後々っていつ?
あんた話が進むたび攻め度が増してんじゃん!
最終回とか総攻めになってんじゃないの!?」
押さえ付けたまま思案する。
「ふ、ん……それもいいかもしれ「だぁぁぁあ!無し!今の無し!」
「よーし分かった、今から体制を逆にしよう」
「妙案!みたいな顔をするな。
俺が組み敷かれても話が繋がらないだろう」
ここまで体制はそのまま