「えー……いつも『逃げてしまおう』にお越しくださっている皆さま、お世話になっております。『犬飼と俺』主人公、小説家こと林と申します。
この度、50000打という一つの大きな区切りを迎えることができました。心より感謝申し上げます。
10000打と同じように先着何名かのリクエストを受け付けるということも考えたのですが、せっかくなのでやってみたかった企画をすることにしました」
『こんにちは、「薄明のクチナシ」主人公、花江です。今は音声読み上げソフトを使っています。えっと、いわゆるゆっくりさんです』
「『天邪鬼の恋』主人公、千歳です。……で、なんなんですか、この茶番は」
「あー……。えー、この3名によるラジオ形式の座談会を行おうと思います。……よくわからないけど、とりあえずそういうことらしいな」
「わからないのに読んでるんですか、
原稿」
『(がさごそ)……座談会と言っても、この3人だけでは話が盛り上がらないのが目に見えていますので、皆さまからの質問を募集します。日常生活についてでもボーダーについてでも学校についてでも、なんならスリーサイズでもお気軽にお尋ねください』
「大丈夫ですかこの企画、すでに破綻するのが目に見えてるんですけど」
「ゆっくりボイスのパーソナリティっていうのも面白いよな」
「それ現実逃避してません?」
「そういえば、千歳だけ高校生なのか」
『17歳だったよね。出水くんと同い年の』
「? はい、まあ。お知り合いなんですか?」
『僕、出水くんの師匠だったんだよ。今は向こうのほうがずっと強いけどね』
「へえ。あいつ一応はすごいんですね。一応は」
「なんで今強調した? ……あ、巻けって合図が出た。えーひとまず、以上3名で座談会を行います。ご質問がある方、議題にしてほしいことがある方は、リンクよりお送りください。お待ちしています。なお、短編についてのご質問があれば、そちらもどうぞ。
……こんなもんか。お、さっそく……」
Q.だれでもいいからレポートてつだって (T川さん)
『……太刀川さん……あれだけ計画的にやったほうがいいって……』
「誰です? この必死感あふれる人」
「ダメな大人の見本だ。この下で出水が戦ってる」
「……あいつも大変なんですね」
「戦闘面では頼もしいことこの上ないんだけどなあ。それ以外がなんとも」
『えーと、資料集めだけは手伝います。でも中身はちゃんと自分で書いてくださいね! 代筆はしませんよ!』
「……え、俺も読むの? わかったって……。
なおいくつか注意事項を設けております。リンクよりご確認ください。
それでは、あなたのご質問をお待ちしています」
「……あそこでさりげなく『あなたの』って言えるあたりな」
『この3人の中での一番のイケメンは決まりですね」
「聞こえてますからね」
お待ちしています。