「あれ、知らないやつがいる」
「俺は千歳知ってるんだけど。2年のイケメン」
「情報少な」
『えーと、幽霊少年くん? だよね、確か』
「あ、どうも幽霊です。ええと」
『あ、僕は花江です。そっちの眼鏡さんが林さん、で、ご存じのとおりの千歳くんね』
「よろしくな。それで、質問は……三風さんか。2回目ありがとうございます」
「どもです。なになに」
Q.幽霊少年はボーダー隊員ではないんですか?(もし隊員だったらある意味ステルス機能付きで強そうですねww)
あとは長編主3人組(if二宮さん相手の小説家も)+幽霊少年君に質問で、お相手にプロポーズするならなんてするかとシチュエーションを教えてください!
反対にお相手からもお願いします!
「相手からも、ってことだから、それは別で収録するな。とりあえずこれは俺たちの回答のみということで」
『はい、わかりました。それで幽霊くんがボーダーかってことだけど』
「ちゃいます。入ろうとはしたんだけど、筆記で無理だった。あと動機が不純すぎると自分でも思ったからあきらめた」
「不純って。あーそういえばストーカー予備軍……」
「いわば愛のハンターだ」
「また頭おかしい奴が来たよ」
『それじゃあプロポーズのしかたね。千歳くんどうやってする?』
「なんで俺に最初に振るんですか? 大やけどしたくないから最初に幽霊さんどうぞ」
「マジか。うーん影浦にか……正直言わなくても通じそうな気がするけど……。
影から結婚したいなっていう感情をこそこそ飛ばしまくる? みたいな? 影浦が照れて殴りかかってきたところでプロポーズする? 写真はもうやめるから実物をずっと見たいとか?」
「…………」
「…………」
『…………』
「空気痛すぎて死ぬ。じゃあ次どうぞ、花江さん」
『え、僕? ……ストレートに言うかな。最期まで僕と生きてくださいって。でもタイミングが難しいかなあ。うーん、寝起きとかのぼんやりしてるときに言いたいな』
「なんで寝起きなんですか?」
『一番驚きそうだなって思って。予知覆すの意外と難しいんだよ。林さんは?』
「んー……。逃げ道ふさいでから普通に言う」
「逃げ道ふさぐって、例えば?」
「犬飼の家族に挨拶するとか、俺の家族に紹介するとか。後はマンション借りる。まあ結婚できないからうちの養子に入るとかして……」
「超具体的すぎて俺戦慄。やべーな20歳の発想。あ、肝心の言葉は?」
「もう逃がさない」
「完全に狩人の思考です本当にありがとうございました」
『じゃあ最後、千歳くん。ほかみんな言い終わったよ?』
「……なんで全員そんな出てくるんですか」
「千歳と違ってもういろいろやらかしてるからな。そりゃもういろいろ」
「やらかしてるのはおそらくお前だけだ」
「マジでか。で、答えは?」
「……一生好きでいていいですか。……一緒にいるときに自然に言えたらいいなと」
「ひゅーひゅー」
「死ね幽霊野郎!」
『とりあえず、みんな終わったね。えーと三風さん、僕らの回答は以上になります。この後で各々の相手の回答を収録するので、そちらをどうぞ』
「ご質問ありがとうでした。というか俺を忘れないでいてくれてありがとうございます」
ご質問ありがとうございました!