「どうもです、幽霊です。あ、いえ生きてます。『幽霊少年の失態』の男主です。
名前変換ややこしくなるので幽霊と名乗ります。で、マイスイートハニーの影浦です」
「気色わりー呼び方すんなボケ」
「痛い。えっと、なんだっけ。あ、三風さん質問あざっす。そうだった。短編への質問ということで、連載組の3人にはちょっと出て行ってもらいました。つーわけで俺と影浦だけです。すまぬ」
「いーからとっとと質問読めよ。段取りわりーな」
「うーい」
Q.今までに取った影浦くんの特にベストショットを教えてください! あと、あの話のあとどうなったんですか!? 結局写真たちは残せておけたのかそれとも消されて新しく実物を見ながら取っているのか教えてください!
幽霊少年くんと影浦くんはあのあと付き合ってるのかどうなんですか(コソッ
さらにカゲくんに質問です!幽霊少年くんのことどう思ってますか!
「ベストショット? たいてい授業中後ろから撮ってるから、背後からのしかないんだけど……。
あ、体育の時のかな。珍しくジャージでなくて半袖で、村上と笑いあっているというレアショット。どや」
「どやじゃねーよ、なんでそんなもん持ち歩いてんだよ。印刷までして」
「ぶっちゃけこのためだけにプリンター買った」
「おめーの熱意は毎回空回ってんだよな……」
「せやな。んで、写真……は、えー、処分しまし、た」
「……いい加減俺に嘘は通じねえってわかれよ……。つーか、あのCD全部割ったんじゃねーのか? 写真送ってきただろーが、割ったって証拠に」
「あー、えー、……実はアレ、まだ全体の半分、なんだよな……てへっ」
「は!? あれでか!?」
「つーわけでまだまだ写真は(父親の金庫に)保存してあります、ほいで写真は日々増え続けています、1日20枚ほど増えます。
実物見ながらのときもあるし隠し撮りのときもあります」
「気持ち悪っ! そんな撮ってたのかよ! 隠し撮りやめろっつってんのに……おめーやめる気ねーだろ」
「ない。つかもう癖……いや、ライフワークですわ。どや」
「死ね」
「ぎゃふん。えーとそれで、影浦は俺のことどう思ってるかって」
「は? なんでそんなもん言わなきゃなんねーんだ」
「質問されてるからです。三風っちに」
「いつの間にそんな仲良くなってんだよ。……まあ、そこそこだな」
「何がそこそこなのか詳しく」
「うるせー黙れ。土に埋まれストーカー予備軍が」
「ひどくね? いいですよーだ、俺のいいように解釈するもんね!」
「…………あ?」
「正直すまんかった。あ、それで最後になりましたが付き合ってます。そのうち人にお見せできない写真とかも撮りたいでででで!」
「今まではなんとなくスルーしてきてやったが……今日という今日はもう流してやらねえ、その口縫ってやる」
「えっ影浦裁縫とかできうぶぶぶ!」
「おー、大の苦手だからどうなるのかわかんねーなあ。とりあえず大人しくしてろ、変なとこ縫われたくなきゃあよ」
「うごっごごご! んぐぐ!」(やめて離して! ごめん!)
三風様、ご質問ありがとうございました!