人魚姫じゃないから
##amz_4903012484#S#
おススメ度★★★★★

あらすじ
ウインド・ディスプレイをプロデュースする倫(まこと)の恋人は、王者のオーラ漂う祐天寺。彼は倫に初めて、受け入れる喜びを教えてくれた。仕事も恋も順調な幸せ過ぎる日々。
けれど、倫は些細なことから、祐天寺と職場の先輩である北川との関係に疑いを抱く(本書より抜粋)


まず、火崎センセには珍しく、片思いではなく両想い、しかも恋人同士が主人公というこのお話。

ですが、さすがは火崎センセ。
ほんのちょっとした一言や仕草で、容易く揺れ動いてしまう恋特有の不安を見事に描写してます。

毎回、火崎センセの作品は作者のあとがきがまた楽しみの1つなんです。
なんてったって、作者ご自身がその後の主人公の関係やら何やら、妄想(コラ)しまくっているんですから。
本作品も、同じく。ついクスッと笑ってしまいました。

いつも思いますが、鹿住センセもそうですが、火崎センセのやおいシーン、本当に綺麗なやおいシーンです。

何が綺麗って?文章ですよ!

艶やかなのに、下品じゃない。あからさまな表現や描写を極力抑えているのに、ドキドキしちゃう。

見習いたいものです。

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