!)沖田が女の子
ぬるい生理ネタ在り









真夜中、やっと頼まれてあた資料整理をこなしさあ寝ようと布団に潜り込んだ矢先携帯に着信があった。眠たい目をこすり僅かながら殺意に近い感情を抱きつつディスプレイを見ると『沖田隊長』だった。副長なら居留守を使おうと思っていたけど隊長だといろんな意味(主に興奮)で目が覚めた。

「隊長?こんな時間にどうしたんですか?」
「山崎ぃ‥‥」

電話越しに聞こえてくる声は震えていて普段の覇気がまったく感じられない。ちょっと焦燥感を感じつつも、いつもは見られないような年相応の女の子っぽさに少しどきりとしてきた。

「何かあったんですか?!隊長!」
「し、静かにしろぃ!そんなやばいわけじゃねぇから。あ、でもやばいかも」
「とりあえず詳しく説明していただかないと‥」
「あ、ああ‥」

えー、だとかでも‥、だとかもごもごと言葉を濁してなかなか言ってくれない。不審者が襖から覗いているとかそういう類いじゃなくて安心したものの不安は拭えないままだ。第一こんな時間に沖田隊長がオレに電話をしてくる時点で何かあったのかと心配に思う。
数分すると観念したように受話器越しにため息が聞こえてきた。オレはごくりと唾を飲んだ。

「‥‥この際仕方ないから言うけど、」
「はい」
「あのさぁ、俺いま‥‥」

「はい?もう1回お願いします」
「だから‥‥‥で、買ってきてほしいんだけど‥‥。てオイ聞いてんのかコノヤロー」

聞いてます。聞いていましたとも。そのせいで今、受話器から離しているんです。息が荒いのが、動揺しているのが気付かれないように。
『生理』
ぽそりとしか聞こえなくて初めは何のことかさっぱりだった。隊長も18歳なんだからそりゃ至極当然なのだけど、今来ている、しかも隊長がと考えると股間にクルものがある。真っ白の肢体と内腿を伝う赤い体液、そんな望んでもない妄想が脳を過る。ドクドクと早くなった心臓の位置を握りしめ携帯と向き合う。

「か、買ってくるってもしかして‥‥」
「そ、アレ。宛てるやつが切れてて‥‥仕方ないから風呂で流してんだけど埒があかねぇし」

「ブチッ!‥‥ツーツーツー。」


すいません隊長。オレもう駄目です我慢の限界です。とりあえず直ぐ買いに走ってきますから、あああその前に1回だけオカズにさせてもらいます。
オレは屈み込みおもむろに局部に手を伸ばした。



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テーマ「人外ファンタジー」
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