「悪い子やね」
そう言って首筋に舌を這わせる先輩はすごく楽しそうだった。私は何となくぼーっとしながら先輩の柔らかそうな頭が体を滑って、胸を舐める赤い舌を眺めていた。何も感じなかった。先輩は、私が感じてないことなんかどうでもいいのか、それとも気づいていないのか事に没頭している。頭のすみっこで、私はやっぱり財前じゃないとダメなんだなって思った。だって何にも感じない。先輩が赤ちゃんみたいに私の胸を吸う。出るわけないのに。感じてるふりをしてみたら、先輩がべとべとの唇をくっつけた。私の唇もべとべとになって不快になった。
「なあ、」
「何ですか?」
「好きや」
馬鹿だと思ったが口には出さなかった。先輩はたいして濡れてもいないあそこに突っこんで、色っぽい顔をして、また「好きや」と言った。可笑しくなってそれから私はAV女優みたいに大きい声で喘ぎまくってみせた。先輩は本当にうれしそうだった。
「死んじゃう!死んじゃうよぉ!」
私なんか死ねばいい。
Liar sex
110415 chikura
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白石おめでとう