１

「財前ヒマ〜」
「俺は暇じゃないっす」
「構って」
「断る」
「冷たい。しりとりしよー、しりとりー」
「リターン」
「……」
「……」
「ハイもう一回。りす」
「推薦」
「……」
「……」
「…すりっぱ」
「パン」
「……」
「……」
「やる気ないね」
「ネオン」
「会話したい」
「イオン」
「韻ふんでる」
「ルパン」
「…もういい。馬鹿」
「カルシウム足りないとちゃいます？」
「スイカに頭ぶつけろ」
「ロバに蹴り飛ばされろ」
「ロックに溺れて死んでまえ！財前のアホー！！」
「ほんまうっさい」


２

「"風邪引くんは体調管理もできんバカってことっすわあ"とか言ってたのは誰だったかなぁ〜？」
「…か、風邪やないっすわ…！はあ、」
「顔真っ赤だけど」
「昨日…死ぬほど…リンゴ食ったねん…」
「鼻ずびずびだけど」
「…かふん……」
「財前」
「…はあ、ちゃうねん……ちゃう…」
「(かわいい…)」
「せんぱい…」
「ちょお！財前！うつる！」
「…すき…、行かんといて…」
「(きゅん)」



「ってことがあって私はまた風邪をひいたわけですよ」
「先輩それおもんないっすわ」
「事実なんだけど！？」
「俺にうつるからこっち来んといてくださいよ」
「財前がうつしたくせに…！」


３

「謙也が真顔でウンバッバー！て叫びながらビリー式のスクワットする夢見た」
「ウンバッバーて何語？」
「知らん…謙也に聞いて…」
「いや俺も知らんわ」
「…悪夢やった……」
「げっそりしとる、謙也のせいやで」
「何で」
「ウンバッバーが頭から離れん…」
「なんや俺も離れんわ、ウンバッバー…」
「謙也ちょおやってみ」
「何で」
「謙也がやってくれたらウンバッバーの呪念から解かれる気ぃする」
「そやな、頼むで謙也」
「叫ぶんやで謙也」
「ビリー式やで謙也」
「真顔やで謙也」
「ハイどーぞ謙也」
「えっ……ウ、ウンバッバー！！！」

「白石、問３の答え５x？」
「ちゃう。２xy」
「どないしたんウンバッバー」
「静かにせえやウンバッバー」
「お前ら覚えときやウンバッバー！」