ガールミーツホスト | ナノ

糸が切れたようにぱたりと寝てしまったまりあを抱き上げて、ベッドに寝かせる。見れば見るほど普通の女子高生だ。純粋でまっすぐなただの女の子。絶対に逃げ出すかと思ったのに置いてくれ、とはね…。まりあの赤みがかった頬に触れよう手を伸ばし、自分の指が震えているのに気づいた。



「……やばいな…」



暇つぶしとして、面白そうだから助けただけ。そこに特別な感情はない、はずだ。…これじゃまるで



「好きみたいじゃん」



ぽつりと呟いて、笑い飛ばした。まさか。俺が?しかもこんな、自分より8つも年下の高校生に。ありえない。



「まあ退屈しのぎにはなるだろ」



さて、何をして遊ぼうか。



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