ガールミーツホスト | ナノ
「はい到着」
二人のイケメンオーラのせいか、刺さるような嫉妬の視線を大量に浴びながら、着いた先はホストクラブ。
「ほっほ、ホ!」
「……ゴリラか」
「ぶっ」
ザンザスさんのツッコミにふきだした沢田さんはおいといて。目の前にはキラキラピカピカの黒いお店。ホストクラブって…。妙に納得しちゃうんだけど!
「わ、私帰りま」
「まだ開店前だから大丈夫」
やべえ沢田さん人の話聞いてくれない。扉の前に階段でレッドカーペットってハリウッドか!
「…ツナくん?」
ま、まぶしい…。従業員らしきお姉さんのまぶしさに目がくらんだ。こんな美人が見たことない…、ありえないイケメンもいるしどうなってるんだ並盛。
「き、京子ちゃん…」
「ツナくん…、私あれほど開店前にはお店にいるように言ったわよね?またヴァリアーのところにいってたんだ。休み減らすわよ?ツナくんはここのナンバーワンだから、売り上げのためにも無断欠勤するなってあれほど言 っ た よ ね ?」
「実質的にはヒバリさんがナンバーワンだから別に…いいんじゃ…」
「ツナくんはオーナーでしょ!!」
「すみませんでしたもうしません」
美人さんこえぇ!!
「しかも…ついに誘拐…」
「ちっ、違う!!」
「ザンザスさん、その子どうされたんですか?借金の肩代わりですか?」
肩代わりぃ?!京子さん怖いことをさらっと言った!さっとザンザスさんの背中に隠れた私をザンザスさんがべりっとはがす。
「あ、あの、わた」
「………可愛い。」
「へ、」
「かわいいぃいいい」
「ぐえっ」
胸が!胸があたって…!く、苦しい…!
「ツナくん!グッジョブ!!」
「くるし…」
どや顔で親指立ててないで、誰か助けてください。