ガールミーツホスト | ナノ

あの変なお兄さんは雑魚キャラのように去っていったけれど、状況は変わらないわけで。むしろこのイケメンさんたちのほうが権力上みたいだから、状況悪化したんじゃないか。やっぱり逃げよう私。



「怖かったね、大丈夫?」
「あ…(どうしよう良い人かもしれない)」
「…大丈夫?」
「助けてもらっておいて礼も言えねえのか」
「ザンザス!」



ジャニーズお兄さんがヤクザお兄さんをたしなめるようにじろりと睨む。



「この子が怖がるだろ、お前只でさえそんな顔してんだから」
「どういう意味だ」
「そういう意味だよ」
「……んだと?」



ああまた険悪ムードに!



「なんならはっきり言ってやろうか。お前人相悪いんだよ」
「あ?」
「ねっ、君も怖いと思うでしょ?」



そ、そけで私に振らないで…!ヤクザお兄さんめっちゃ睨んでるよ…、まだ肯定も否定もしてないのに…!



「こ、ここ怖くないです」
「あん?」
「睨むと怖いですけど!でもすごくかっこいいです!良い匂いがします!ごちそうさまです!助けてくれて、ありがとうございました!」
「「………。」」
「(終わった…、殺される…)」



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