爆発しろ


「お前もう少し会う機会を増やせないか」
「だが断る」

竹谷に変な誘いを受けた。
端からすればリア充の会話に聞こえなくもない。

「あ、それ俺も思った」
「いや充分だろ」

尾浜が竹谷に同意し、他の奴もうんうん頷いている。
私の味方は。

「だって…」
「?」
「お前登校週3だろぉ!」

鉢屋の言葉にまた皆頷いた。
鉢屋が「だって」とか可愛いな、オイ。

…でまぁそれはおいといて、その通りで私は週3で大学に来ている。
一年の頃は午前中に講義を詰めていたが、午後無いのに行くのが面倒になり、今年度からは一日一日を割合ぎっしりにしてある。
代わりに休日が多い。
一年の時学食を食べなかったのはこういう理由だったりする。

休日の過ごし方?
支部とか笑顔動画漁って精神エネルギー補充してますが何か。

「何かじゃない!」
「心読むな」
「せめて週5!」
「どこの小学生だ」

私は高校私立だったから週6が普通だった。
それに比べたら大学の楽なこと。

「集まる日時を決めるのはどうだ?」
「あ、兵助ナイスアイデア」
「本人スルーで話進めんな」
「月〜金のこの時間は?」

くそ、不破までノリ気かよ。

「じゃあそれで決定だな」
「鉢屋テメェ殴んぞ」

結局私のことは無視された。


〜おまけ〜

「あ、実はこれ先輩方の提案」
「…………行かなきゃ約束なんて無いのと同じ」
「立花先輩が『無視した場合は、前世の雨の日のことを暴露する』って言っ「あいつかぁぁぁあああ!!」」








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