まあそんな感じに手伝いをしていたら例の潮江がやって来た。

「あ、潮江。いつヒマだ?」
「んな馴れ馴れしく話し掛けて来るな」
「つれない奴だな」

会話は数秒で終わってしまった。
こうなったら一方的に取り決めるか。

「ではこれから…一刻後、一刻後でいいだろう。
 どこか広い場所にいろ。私がそちらに向かおう」

潮江は何も発さず、一瞬だけこちらを見た。
だが異は唱えていない。
了承した、ということでいいだろう。

やはり潮江のような奴には説得よりも実際にぶつかって、だな。
今はこいつのような獄卒はめっきり減ってしまったが、昔は色々あったものだ。

私がニートだからって舐めてかかっている奴を張っ倒したり阿鼻地獄の方に異動させたりとかな。
阿鼻に異動させた時は本当に面白かった。
後で泣きながら土下座してきた。

やはり攻めるなら精神的に☆な。
芥子ちゃんと気がかなり合う理由はこれだ。

さてさて、こいつは人間だからレベルを低くして”決闘紛い”としたが…
どうなることやら。








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