さて、私に起こった事を話そうか。
私はどういうわけか忍たまの世界に来てしまい……そこにまさかの天女様。
忍たまの皆さんは補正にかかっているのか何なのかわからないのでとりあえず総スルーかましてる。
いや、だって面倒じゃん。
キャラと話していたら絶対天女何か言うじゃん。
ということで……
私にとって友達といえるのは…森の動物達だk………じゃない、学園の動物達だけだった。
主にヘムヘムです。肉球プニらせてもらってます。
そんな風に割合平穏に暮らしていたのだが……。
「多上さーん。各委員会に書類を配ってもらいたいんだけど…」
あれ、なんか平行世界でもやった気がする。
というか天女に頼めよ。キャラと絡めるから喜んで引き受けるぞ。
「………わかりました」
そしてやっぱり断れない。
……で、今天女と向かい合ってる。
「アナタ何やっているの?」
「書類配ってます」
「見りゃわかるわよ!そうじゃなくって…!
さっさと本性表しなさいよ!それで私がアナタを追い出して皆と…!」
「あ、はいそうですか。頑張ってください。私はこれで……」
「あぁ〜もう!そういうヨユーそうなのムカつく!
絶対本性暴いてやるんだから!」
「本性という本性は無いし、ただ口悪いだけの人間なんだけど……」
そう言っている間に彼女は去っていった。
逆ハーなんて狙ってなければ普通に可愛いのに。
それにしても書類渡すの面倒臭い。
もう部屋に投げ込んでやる。
「多上さん書類はせめて手渡ししてくれません?」
「……何故ですか」
「入ってすぐの所に置いてあったから踏んで破いちゃったんですけど」
「………………………………以後気をつけます」
いや、踏んだら破けたってどういう状況。
というか足元くらい確認しろよ。仮にも忍者だろ。
とか思ったけど言わなかった。よく耐えた俺。
「あ、鉢屋くぅ〜ん」
そしてここで残念な美人登場。
つか今思った。
美人で性格良かったら欠点無さすぎて逆に引くわ。
じゃあ今がちょうど良いのか…?いや性格のマイナスが大きすぎる。
はい、中庸って難しいねって話。
「って、ゲッ……多上さんもいるの…」
「失礼ですね。それにもう次行きますのでごゆっくり」
「なっ……アナタが変なコトやんないようアタシも一緒に行くわ!」
「えっ……………………………………ご勝手にどうぞ」
「何よその間!行っていいの!?ダメなの!?」
「………………構いませんが」
一々許可取るあたり、そこまで性格が悪いわけではないのかもしれない。
「まぁアナタが断っても行くけどね!」
訂正。そうでもない。
「まったく!そろそろ本性出しなさいよ!」
「あなたは隠した方がいいですよ。ほら、自重ですよ自重」
「アタシはありのままの自分でいるからいいの!」
「いや、あなたはありのまますぎて周りが引きますよ。
もっと猫被ったらどうです」
「イヤよ!それじゃあ皆がアタシの魅力に気付かないじゃない!」
「黙っていた方が遥かに魅力的ですよ」
「それじゃダメなの!大体アナタ〜〜…………………!」
「そーですか。まぁ……………………」
「はァ!?アタシは…………………!」
「あぁはい………………」
「…………………!」
「………………」
……………
………………
………
遅くなって申し訳ありません!
心の底からジャンピング土下座を致します!
え?いらない?
じゃあスライディング土下座d((黙
賑やかなのと冷静なので相殺されるのかな〜と思って書きました。
天女ネタのクセにやけにほのぼのだな…。