無関心でありたいのにいられない | ナノ


▼ 学級委員長委員会・再襲

「こんにちはさっきぶりですね鉢屋さん騙すなんて酷いですね書類があるのでさっさと受け取ってください」

私の前にはひきつった笑みを浮かべる鉢屋少年。
その隣に同じくひきつった笑みの尾浜少年。
遠巻きに見ている今福少年と黒木少年もこれまたひきつった笑みだ。

恨み辛みを込めた言葉をノンブレスで、しかも無表情で言い切ってやったから無理もない。

とりあえず受け取った。よし。

「さて、渡した後ですみませんが殴らせてください」
「はぁ!?」
「騙された事でついた心の傷が癒えてないので。
 あとこの三週間程のストレスが今爆発しているようなので」
「理不尽!」
「前者は理不尽ではなくあなたの自業自得というものですよ」

後者については認めよう。
完全なる私のストレス発散だ。というかよくストレス通じたな。

「質問。ストレスって何?」

訂正。通じてなかった。
そして手を挙げて発言とか可愛いな尾浜少年。

「ざっくり言うと溜まりに溜まったイライラですよ」

ってこいつらが天女に抱えているものと同じか。
これで地雷踏まなきゃいいな。

「あ、じゃあ天女にストレスあるから殺していい?」

踏んだ。








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