無関心でありたいのにいられない | ナノ


▼ 用具委員会・再面

用具委員会か。
食満少年がいないのはわかっている(笑)。

となると…下級生か…。
富松少年探そう。



見つけました。
見つけたはいいが…。

「天女様すみません、三之助と左門見てませんか」

お忙しいようだ。

「神崎さんは知りませんが、次屋さんならさっき滝…えーっと平さんに預けました。
 休日でも縄で縛っておくのをオススメしますよ」
「いや、縛っておいたハズなんです」

…あぁ、お疲れ様です。
ちゃんと縛っておいたんだね。

この状況で書類を渡すわけにはいかないな。
他を当たろう。

「では。
 神崎さんを見つけたらお知らせします」
「すみません、ありがとうございます」

富松少年は走り去っていった。
いやもう…本当にお疲れ様です。
それ以外の言葉が見当たらない。

さて、じゃあ書類を……

渡せる相手が一年生しかいねぇ。
福富少年と山村少年と下坂部少年て。

こ、ここで消去法。

ビビりな下坂部少年却下。
乱きりしんで出掛けている可能性あるから福富少年却下。
そうなると山村少年…ですかね…。

くっそこうなったのも食満少年が医務室でイチャついて…ゲフンゲフン。

お願いです山村少年出掛けててください。









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