無関心でありたいのにいられない | ナノ


▼ 体育委員会・再向

出た。恐怖の体育委員会(主に委員長)。

暴君にだけはもう会いたくない。
今度こそ無理矢理バレーやらされると私の勘が言っている。
じゃあやっぱり滝少年か。
え?滝じゃない?何だっけ。
…思い出せないからもういいじゃん滝で。

あーとにかく滝少年探そ。

「あ、天女様どうしてここに?」
「黙れ無自覚」

この二行で現在の状況がお分かり頂けたでしょう。
こいつの事もあって滝少年を探さなくちゃいけないんです。
そして休日でも縄でこいつ縛っておけ富松作兵衛。

それにしても

「天女様そういえば」

こいつらなんか妙に馴れ馴れしくなっているな。
課題取り消されたら真逆の行動すると思っていたんだが。

「結構前に叫んでいるのが聞こえたんですが」
「は、…」

お 前 も か 。

「ち、ちなみに他に誰が聞いていたーとか」
「少なくとも食堂にいた人は全員内容まで」



…なんかもう、ありとあらゆる事がどうでもよくなってきた。
リアルに頭抱えてうずくまりたくなってきた。
そっか。あの時ラッシュ帯だったね。
あーなんか敬語使うのも馬鹿らしくなってきた。

いやでも警戒が解かれたかっていうと違うよなぁ。
忍者がたった一、二週間で判断するとは思えないし。
仮に天女じゃないと思われた場合、私はここにいたままでいいの。
まあ、天女だと思われたら死ぬだけだけど。

で、今の私の立ち位置は。
ジャッジ期間なうですか。


なんかよくわからなくなってきた。
とりあえず書類のついでに次屋少年を届けよう。









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